2004年10月 8日 (金)

いくらの醤油漬け。

当時高校生だった私は、
旅行会社のパンフレットに書いてあった『秋味の遡上』という言葉の意味も
読み方さえも分からなくて
辞書を引けばいいのに、
何の迷いも無く、旅行会社に電話して聞いた覚えがある。
今となっては、なつかしくて恥ずかしい話だ。

だから、この時期スーパーの店頭に並ぶ生のいくらを見ると、チクッと胸が痛む。
そして、せっせといくらの醤油漬けを手づくりするのだ。

いくらは、焼網の上で転がすようにすると、パラパラとキレイにほぐれる。
水で洗いながら、すでにつぶれてしまったいくらの残骸(膜みたいなの)や
筋のようなものを根気よく取り除いていく。

洗い終わってザルにあげると、いくらは白味がかったオレンジ色だ。

つくり方は人それぞれ。好みの味加減も人によるのだろうが、
私の場合は、ここでほんの少し塩をふる。
そうすると、不思議なことに、
いくらは透明感のあるキレイなオレンジ色に戻るのだ。

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ほら、ピッカピカで、キレイでしょう?

「塩は勇気」ー料亭のご主人に教わった言葉だ。
塩辛くなるのを恐れて、塩加減を控えることが多いけれど
塩がほんのひとつまみ足りないだけで、味は芯を失ってしまう。
だから、勇気をもって、そのひとつまみを入れなさい、と言っていた。

出汁にしょうゆ・日本酒を加え、ひと煮立ちさせたものを冷まし、
水気を十分切ったいくらを漬け込んだら、おしまい。
冷蔵庫に入れて、一晩すれば食べられる。
一晩経たなくても、タレの味加減といくらの状態によってはオーケーだ。

しょうゆと日本酒の割合は、自分の好み。
私の場合は、日本酒多め。甘みは足さない。
濃さは、ちょっと舐めてみて加減するしかない。
いつも同じ味とは限らない。それもまた楽しい。

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さて、今日の出来は? 買うより自家製の方がおいしいし、安い。

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2004年9月11日 (土)

自家製焼豚。

簡単に自宅でできる焼豚のつくりかたです。
以前、お友達に教えてもらってつくったら、おいしかったので
我家では豚肉が安いときに時々登場。
炒飯だけじゃなく、サラダや野菜炒めに入れたりと大活躍すること間違いなし。

今日もこの通り、おいしそうに出来ました。

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焦げ目がおいしそうでしょ。

材料です。

豚肩ロースかたまり 約500g
長ネギ 1本(ぶつ切り)
生姜 1片(薄切り)
ニンニク 1片(すりおろし)
塩・こしょう 

A しょうゆ 大さじ4
   お酒 大さじ1半
   砂糖(もしくはマーマレード) 大さじ2

つくりかた
底の厚く、ふたができる深型フライパンを用意。
ビタクラフトなど、無水調理ができるフライパンがあるとベストです。

1)豚肉に塩・こしょう、ニンニクのすりおろしたものを、よく擦り込んでおく。
2)中火であたためたフライパンの中に肉を入れ、全体的に焼き色をつける。
3)焼き色がついたら、長ネギ、生姜、Aの材料を全部入れる。
4)煮汁が煮立ったら(量が少ないのですぐです)、
  トロ火にして20〜25分フタをしたまま煮る。
5)途中で肉を転がして、煮汁をからめながら焼く。

煮汁が少ないうえに砂糖が入っているので、
火が強いと焦げてしまいます。あくまでトロ火で。
それでも、焦げ付きが心配なときは、水を少し足してあげれば大丈夫です。

私は、あまり甘くない方が好みなのですが、
もっと甘い方がいいという場合は、
大さじ3杯くらいまでお砂糖やマーマレードを増やしてもOK。
(最初に教えてもらった分量は大さじ3の砂糖でした)

深型フライパンの中で、蒸し焼きする感じなので、
お肉がふっくらジューシーに仕上がって、とってもおいしいです。

chasyu2.jpg

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2004年7月 3日 (土)

ぬか漬け、いい感じ。

昨日、もらってきたぬかみそを我家のぬか床に足し、
きゅうりその他を投入。
今日、昼に食べてみたら……

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手前の葉っぱはセロリ。結構イケル。

う〜ん。いい感じ。うま〜い。
香りが前とぜんぜん違い、ちょっと酸っぱくなった。
ようやくぬか漬けらしくなってきたぞー。
もう一息だ。頑張ろ。

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2004年7月 2日 (金)

ぬか漬け談義、その2。

今日、山椒の苗木をもらいにいった友人の実家は、東京都東久留米市にある。
庭には、山椒をはじめ、梅やすだちやキンモクセイやら
たくさんの木々が植えてあって、それはそれはうらやましい限りだ。

友人のお母さんは庭で収穫したそれぞれの実を
毎年自分で調理している。
今日も山椒の実の佃煮をいただいたし、
20年ものの梅酒(梅も)もいただいた。
今年はなぜか梅の実のつきが悪く、
あいにく自宅の梅ではなかったものの
昔ながらの、しょっぱくて酸っぱい、赤紫蘇色の梅干しもいただいた。
どれもこれも懐かしい家庭の味だ。本当においしい。

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下の方はまだ漬かっていない。上の方のを食べた。

当然のことながら、ぬか漬けもあった。
ぬか漬け初心者マークの私としては、
いろいろ教わらないわけにはいかない。

「あの〜、差し支えなければ、ぬか床を見せてもらえませんかぁ?」
「あら、いいわよ。どうぞ、どうぞ。」とあっさりオーケーがでた。

ぬか漬けの達人は、得てして、新参者には優しい傾向がある。
かなりしつこく質問しても、大抵の人が親切に答えてくれる。
ぬか漬け愛好者は、志同じくする者を決して拒んではイケナイ、
という掟のようなものがあるのだ、きっと。

それはそうと、
実は、達人のぬか床を実際にこの目で見るのは初めての体験。
いかに、いかに。

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ビックリしたのは、
達人のぬか床が、私のより、ずっとやわらかくて、水っぽかったこと。
そして、当たり前だけど、ニオイが強かったこと。

「多少のカビや水は大丈夫。小さいことをあまり気にしないことよ。」
「ゆるくなったと思ったら、ぬかと塩を足して、
 ほら、こうしておおらかに、ゆっくり混ぜてあげなさい。」

う〜む。達人の教えは、奥が深い。
帰りに、達人のおいしいぬか床を少し分けてもらって、上機嫌の私。
これで、我家のぬか漬けもどんどんよくなっていくんだわ。
来年は、梅干しづくりも是非教えてもらいたい。

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2004年6月15日 (火)

ぬか漬け談義。

最近、私のまわりではぬか漬けがちょっとしたブームになっている。
かつてこれほどまでに話が盛り上がる食材はなかった。
それは、おいしいぬか漬けは手間がかかるもので、
その手間を自慢し合うようなところがあるからだと思っている。
まるで、ちょっと前に流行った「たまごっち」のようなノリなのだ。

私のぬか漬けデビューは今年の5月末。
先輩の教えに従い、毎朝毎晩かき混ぜて、クズ野菜も数々投入してきたが
いっこうにおいしくならない。
おいしくならないだけならまだ許せるのだけれど、
ついに、とうとう、やっぱり、カビが生えてしまった……。
(私は10年前にぬか床を真っ白なカビだらけにしたことがある。)
なんだか水っぽくって、ゆるゆるのぬか床になってきたなあ、
と思っていた矢先のことのことだったから、ショックだった。

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ほら、水っぽいの、分かるでしょ?

『困ったときは先人に聞け』の教え通り、早速先輩諸氏に聞いてみた。
私「なんだかベチャっとしてるんですけど…」
先輩A「ぬか床にくぼみを作って、たまった水は丁寧にすくいなさいね。」
先輩B「目の粗い布巾を表面にかぶせておくといいのよ。」
先輩A「ぬかがらしを少し足すといいわよ。」
私「うまみも少ない気がするんです…。だからかつおぶしとか入れてみたんですけど。」
先輩A「ニンニクを丸のまま入れたら、いいわよ。3片くらい。」
先輩B「クズ野菜は入れてるの?入れ方が足りないんじゃない?」
先輩A「そうよ。まだ、かつおぶしなんて早過ぎるわ。野菜のうまみを足すのが先。
           私なんて好みの味にするのに10年かかったのよ。」

うわ〜っ、じゅ、じゅ、じゅうねん、ですか…。
私は、このぬか床をいったい何年持ち続けることができるだろう。

そして、ぬか漬け談義の〆言葉は、コレと相場が決まっている。
「ぬか漬けは生きものだからね。」で、ある。
水戸黄門の葵の御紋のように、
この言葉の前ではどんなうんちくも無力なのである。

今日、私はとりあえず、水をすくい、ぬかがらしを足し、ニンニク3片は入れた。
遠い先を考えると不安になる。
ずっとぬか漬け談義をするのも気が重い。
でも、おいしいぬか漬けは食べたいっ。
だから、早くおいしくなってくれ〜〜。

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